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米AIG、巨額ボーナス既に支給=大統領、議会が猛反発

 【ニューヨーク16日時事】米政府・連邦準備制度理事会(FRB)から巨額の金融支援を受けて再建中の保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は16日、幹部社員らに対して総額1億6500万ドル(約160億円)のボーナスを既に支給したことを明らかにした。
 公的資金注入を受けた金融機関の報酬問題を調査しているニューヨーク州のクオモ司法長官に対し、同社が同日報告した。同長官はAIG経営陣らを召喚し、さらに詳しい事情を聴く方針だ。
 ボーナスは、巨額損失を計上した複雑な金融商品取引を手掛けた部門の従業員らを中心に支払われている。この損失が原因でAIGは経営危機に陥り、公的支援を仰ぐ事態になったため、オバマ大統領はボーナス支給について「納税者に対する侮辱は全く正当化できない」と極めて厳しい口調で非難した。
 世論を代表する米議会でも、下院金融サービス委員会のフランク委員長が政府に対し、ボーナス返還の可能性を模索するよう要求。これまで4回にわたり、合計1700億ドル超の公的支援を受けたAIGへの批判が急速に高まっている。(2009/03/17-08:04)

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